卒業制作優秀作品集2023
統合デザイン学科
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- 古関 真子
sketch
アニメーション
技法・素材:素材=プロジェクター、(椅子)/技法=手書きアニメーション映像、プロジェクション
サイズ:約H2000×W3200mm(投影面の大きさ)
作者によるコメント
映像作品でありながらも、実際に体験しているような、ほどよい没入感を出せるよう追求しました。見てくださった人に、日常の中でまたこの作品をふと思い出していただけたら嬉しいです。
担当教員によるコメント
統合デザインでは観察の重要性を学ぶ。そこでいかに人は見ているようで見ていないかを気づくのだ。4年間の集大成として、その基本的なアティチュードを卒制の真ん中に置いた。通勤・通学しているいつもの日常の電車の中、他人同士が一定の時間一緒にいることの不思議さや奥深さをスケッチという方法で表出させた。最初は撮った動画に対してロトスコープの手法つかってなぞっていたが、スタディを重ねるうちにスケッチで書き、記憶に留めたものを再現するという手法に切り替えた。具体の観察と、そこから身体を通じて生み出される線と動き。 本人にすら気づけていない些細なしぐさや表情がそこには記録されている。
教授・永井 一史、非常勤講師・岡室 健
作品説明
デザインは、意識してみるような装飾だけではありません。
人の細かな仕草や、くせ。そういった無意識の中にもデザインは存在します。
日常の中で、特に無意識になる電車の車内という空間。
私はそこに存在する人々をスケッチ風のアニメーションで見せることで、普段無意識になっている人々の細かな動きに着目してもらい、観察することの面白さ、大切さを等身大で体感してもらいたいと思い、この作品を制作しました。
座り方、スマホの触り方、寝方、目線・・・・・
一つ一つに注目して、ご覧ください。