黒原 真希
仰ぐ
インスタレーション 技法・素材:アクリル毛糸 荷造りヒモ サイズ:H5000×Φ800~Φ1200mm
作者によるコメント
ある時、自分の無意識に気付かされる体験をした事から、自分にとっては気にも留めていなかったところにその人らしさがあるのではないか、と考え初めた。 日々の無意識に意識を向けることで、改めて見つかる何かがあると考え、人が無意識に行っている「見上げる」という行為に着目した。 「編む」という作業によって作られた二種の糸による空を見上げる空間で、空を仰ぎ、心を空にして、また改めて何気ない日々に、人や物事に、意識を向けるきっかけとなる空間を提案する。
担当教員によるコメント
ノートの隅に描いた無意識の落書きは意外と良かったりする、、、 いわゆる「無心」になれることへの興味からエスキースは始まった。 そして無心に没頭できる作業の集積と、空間体験がこの作品のゴールとなった。 複数の毛糸で編んだチューブは、直径約80センチ、長さ約5メートルあり、垂直に吊るすと自重で伸びてしまうため、ナイロン系のロープを混ぜることで成り立っている。 内部から見上げた青空は無心にさせてくれた、、、意味は深くなくて良い。
教授・米谷 ひろし
作者によるコメント
ある時、自分の無意識に気付かされる体験をした事から、自分にとっては気にも留めていなかったところにその人らしさがあるのではないか、と考え初めた。
日々の無意識に意識を向けることで、改めて見つかる何かがあると考え、人が無意識に行っている「見上げる」という行為に着目した。
「編む」という作業によって作られた二種の糸による空を見上げる空間で、空を仰ぎ、心を空にして、また改めて何気ない日々に、人や物事に、意識を向けるきっかけとなる空間を提案する。