卒業制作優秀作品集2023
環境デザイン学科
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- 上條 隼弥
共同体・続共同体とそのアピアランス
建築設計
素材・技法:スチレンボード、バルサ角材、バルサ板、色紙、スチレンペーパー、スノーマット、ハニーパネル、スタイロフォーム、ジェッソ、モデリングペースト、スプレー、かすみ草
サイズ:H900×W600×D250mm/H605×W450×D260mm
担当教員によるコメント
上條君は根っからの建築好きだ。スケッチブックのエスキスは毎週、確実に増えていく。
地元の諏訪市にある出身高校の近くを対象地として見つけてきたのも、派手な所作ではなく地に足をつけた提案を目指したからに他ならない。
ディテールへのアドバイスにも敏感に反応して、更に良い案に深化させてくるチカラは、この作品を愛おしむ大きさから出てくるようだ。
これから向かい合うさまざまな仕事に対してもそんな向き合い方が出来ればきっと魅力あふれる建築家になると信じています。
教授・吉村 純一
作者によるコメント
ひとり世帯の住民が他の住民や地域住民と連携し、共同体を育む集合住宅を設計した。
敷地は長野県諏訪市、旧甲州街道沿いにあり、かつて宿場町があった地域である。神社という、地域の人々が集まる場の横に設計した。
町屋のような、公的領域と私的領域を小経済のための中間領域で結んだダイアグラムを、一人暮らしの個室と、さらにそれらが集まってできた集合住宅に取り入れた。
また、個室を表すギザギザ屋根、参道階段から浮き上がったような建築、内部を飾る木サッシなど、アピアランス(外面の表れ)のデザインをした。