齊藤 杏里紗
Dwell
技法・素材:リトグラフ サイズ:H650×W850mm
担当教員によるコメント
巨像をとにかく愛する学生です。最初は西洋の古城など建物を多く描いていました。昨今は、人物やキャラクターなどをテーマにする学生も多い中、建築物の物質感も含めて拘り制作するというのは新鮮で、その制作の進歩を楽しみに見ていた学生の1人です。3年生では、実際に版画で刷ったものを切り貼りして立体に組み立てるなど、細かい作業も厭わず一心不乱に完成形へのイメージを模索していました。最終的に、その巨像を現場で見たときに与えられる圧倒的な存在感をとの気持ちが強く、卒業制作ではその緊張感と壮大さを表現するために大型作品の制作を勧めてみました。リトグラフは大型になると大味な描画になりがちですが、彼女のひたすら描込む力は、巨像の佇む現場のにまとう空気感さえも捉えようと,その集中力は最後の最後まで続き、力作に仕上がりました。
教授・佐竹 邦子
担当教員によるコメント
巨像をとにかく愛する学生です。最初は西洋の古城など建物を多く描いていました。昨今は、人物やキャラクターなどをテーマにする学生も多い中、建築物の物質感も含めて拘り制作するというのは新鮮で、その制作の進歩を楽しみに見ていた学生の1人です。3年生では、実際に版画で刷ったものを切り貼りして立体に組み立てるなど、細かい作業も厭わず一心不乱に完成形へのイメージを模索していました。最終的に、その巨像を現場で見たときに与えられる圧倒的な存在感をとの気持ちが強く、卒業制作ではその緊張感と壮大さを表現するために大型作品の制作を勧めてみました。リトグラフは大型になると大味な描画になりがちですが、彼女のひたすら描込む力は、巨像の佇む現場のにまとう空気感さえも捉えようと,その集中力は最後の最後まで続き、力作に仕上がりました。
教授・佐竹 邦子