A
五代 理子
A. 思い出のふくらみ
素材・技法:油彩、キャンバス サイズ:H162×W194cm
B. The Sunshine Coast
素材・技法:油彩、キャンバス サイズ:H162×W130.3cm
担当教員によるコメント
五代さんは絵を描く時、絵具を重ねずに一層で塗ると決めている。描き直したり塗りつぶしたりしない。その結果タッチとタッチの隙間にキャンバス地の白がちらちらと残り、それによって画面が発光しているような効果になる。そこが五代さんの絵の特徴だ。3年生になった頃からスナップ写真を見て描くようになった。「描くことで写真に写った現実が自分の知っている現実と違うものに変わることを楽しんでいる」と彼女は言う。確かに描かれた絵には写真にはないまぶしさがある。作品の発色を大切にしていたからこそ、絵具を一層で描くやり方に辿り着いたのだろう。五代さんの絵がまぶしいのはそのためだ。これは描くことでしかできない表現である。
講師・日野 之彦
担当教員によるコメント
五代さんは絵を描く時、絵具を重ねずに一層で塗ると決めている。描き直したり塗りつぶしたりしない。その結果タッチとタッチの隙間にキャンバス地の白がちらちらと残り、それによって画面が発光しているような効果になる。そこが五代さんの絵の特徴だ。3年生になった頃からスナップ写真を見て描くようになった。「描くことで写真に写った現実が自分の知っている現実と違うものに変わることを楽しんでいる」と彼女は言う。確かに描かれた絵には写真にはないまぶしさがある。作品の発色を大切にしていたからこそ、絵具を一層で描くやり方に辿り着いたのだろう。五代さんの絵がまぶしいのはそのためだ。これは描くことでしかできない表現である。
講師・日野 之彦