A
熊坂 佳子
A. warp and weft
素材・技法:アクリルにキャンバス サイズ:H259×W189.5cm
B. undo
素材・技法:アクリルにキャンバス サイズ:H162×W130cm
担当教員によるコメント
かつてはネットやロープを支持体にし、カラフルな布やプラスチックなど様々な素材を巻きつけたり吊るしたりして、「集積」の面白さをインスタレーションで表現していた。その後コンセプトはそのままに徐々に平面へと移行し、鮮やかな原色で絵画制作を始める。赤を中心とした大小の色面による構成とクレヨンやコンテの鋭い線と動きのある筆致から成る画面には、何かが蠢いているかのような気配が漂う。個性ある形や線が画面上での同居を楽しんでいる。熊坂は、よく自信なさげに自作を語る。そして自作への不満を自問し、試行錯誤の末に必ずそれを解決へと導く。大画面に対峙しながら自分の方向性を確認していくという制作方法に強い自信があるのだろう。彼女にはさらなる展開を期待している。
教授・野田 裕示
担当教員によるコメント
かつてはネットやロープを支持体にし、カラフルな布やプラスチックなど様々な素材を巻きつけたり吊るしたりして、「集積」の面白さをインスタレーションで表現していた。その後コンセプトはそのままに徐々に平面へと移行し、鮮やかな原色で絵画制作を始める。赤を中心とした大小の色面による構成とクレヨンやコンテの鋭い線と動きのある筆致から成る画面には、何かが蠢いているかのような気配が漂う。個性ある形や線が画面上での同居を楽しんでいる。熊坂は、よく自信なさげに自作を語る。そして自作への不満を自問し、試行錯誤の末に必ずそれを解決へと導く。大画面に対峙しながら自分の方向性を確認していくという制作方法に強い自信があるのだろう。彼女にはさらなる展開を期待している。
教授・野田 裕示