A
叶田 百恵
A. 今は思うがままに
素材・技法:油彩・キャンバス サイズ:H194×W259cm
B. こっそり跳ねる
素材・技法:油彩・キャンバス サイズ:H162×W130cm
担当教員によるコメント
風景、というのは、絵画において重要な対象となることが多いものです。反面、導入しやすいだけに安易に扱ってしまうことにもなりがちです。画力のある叶田さんは、おそらくその辺のことをよく解っていて、ありがちなものにならない魅力のある絵画とは果たして何であるのかを求め続けてきたように思います。あの時一瞬見たあの光景、記憶、感情、過ぎて行くもの、失うこと、でも消すことができないもの。強いもの、弱いもの。作っては壊し、また作っては壊し、より自由になることを求める。猫に山を見るのか、山に猫を見るのか。画家が、自分自身を揺さぶりながら、画面を前にして新しい体験をしようとしている魅力がここには確実に存在しています。
教授・髙柳 恵里
担当教員によるコメント
風景、というのは、絵画において重要な対象となることが多いものです。反面、導入しやすいだけに安易に扱ってしまうことにもなりがちです。画力のある叶田さんは、おそらくその辺のことをよく解っていて、ありがちなものにならない魅力のある絵画とは果たして何であるのかを求め続けてきたように思います。あの時一瞬見たあの光景、記憶、感情、過ぎて行くもの、失うこと、でも消すことができないもの。強いもの、弱いもの。作っては壊し、また作っては壊し、より自由になることを求める。猫に山を見るのか、山に猫を見るのか。画家が、自分自身を揺さぶりながら、画面を前にして新しい体験をしようとしている魅力がここには確実に存在しています。
教授・髙柳 恵里