福嶋 勝浩
光 一期一会
技法・素材:インスタレーション、椅子/真鍮 寸法:H370×W400×D565mm
担当教員によるコメント
本来、都市の原点として注目されるべき場所が、高速道路に覆われ裏の空間となってしまった日本橋川を、環境デザインとしていかに再生させるか、という困難なテーマに取り組んだ。風を受けて揺らぎ、ひとが腰掛けることで変化する水面の光の反射が、硬質な都市空間に自然と落ち着きの感覚を復活させることを意図している。 光という「現象」をテーマとするにあたり、金属製の椅子という具体的な「モノ」を媒介にすることで作品として定着することができた。一見、ささやかな提案であるが、大規模な都市改造によらずに都市空間を再生させるという新たな問題提起として、今後の展開を感じさせる作品である。作品のプレゼンテーションも秀逸であった。
教授・堀内 正弘
担当教員によるコメント
本来、都市の原点として注目されるべき場所が、高速道路に覆われ裏の空間となってしまった日本橋川を、環境デザインとしていかに再生させるか、という困難なテーマに取り組んだ。風を受けて揺らぎ、ひとが腰掛けることで変化する水面の光の反射が、硬質な都市空間に自然と落ち着きの感覚を復活させることを意図している。
光という「現象」をテーマとするにあたり、金属製の椅子という具体的な「モノ」を媒介にすることで作品として定着することができた。一見、ささやかな提案であるが、大規模な都市改造によらずに都市空間を再生させるという新たな問題提起として、今後の展開を感じさせる作品である。作品のプレゼンテーションも秀逸であった。
教授・堀内 正弘