卒業制作優秀作品集2021
情報デザイン学科

タケカワアヤセ

すきまパズル

立体
技法・素材:木材(MDF)、塗料、レーザー加工機、サンドブラスター
サイズ:H240×W336×D10mm、H270×W378×D10mm

通常、パズルとはすきまや空いている空間を埋めていく遊びだが、本作では逆にすきまを作り出して遊ぶものを製作した。ピースをはめていくことで動物や恐竜、妖怪など、何かの形のすきまが生まれるようになっており、遊ぶ人は出来上がる形を予想しながらピースを選んでいく。
ボードには目や模様など出来る形の一部になる物が描かれており、はめる時のヒントとなったり、出来上がったシルエットがより見やすくなるようになっている。
種類は、動物、妖怪、恐竜、星座、微生物の5種類。

担当教員によるコメント

逆さまパズルというか、すき間パズルと呼ぶのだろうか。従来のジグソーパズルは、すべてのパーツを埋めつくすことを目的とするが、このパズルの場合、埋めつくせない空隙のところに「かたち」が隠されていて、それを当てるゲームになっている。錯視図形の図と地を入れかえる要素も加えられたものだ。このように定番となっているジグソーパズルも、ひとつの転換要素を加えることで、まったく別世界の可能性を生み出すことができた。これも一つの発明である。日常のありふれたものの様相を変化させるために少しばかり手を入れるが、そこでのポイントを得た細工がナチュラルに見える。じつはピースの手触り、カラーリングなどさまざまな試作と検証がこの作品を支えていることも記しておこう。

教授・森脇 裕之

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