卒業制作優秀作品集2017
情報デザイン学科

尾中 彩美

ドキッ☆ 憧れの告白ファクトリー

マルチメディアインスタレーション
技法・素材:モニター、木、机、椅子、Illustrator、Photoshop、Premire Pro、After Effects、Live2D、MAX/MSP
サイズ:H4000×W7000×D2700mm

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感情を作る・デザインを目標に、告白を題材に複数の表現技法でアプローチした作品群である。世界は告白を行うことで全て始まり動いていると考える。告白をしない限り恋愛に発展せず、子供は生まれず、森羅万象が成立しない。告白は私たちが普段考えているより重要な要素なのである。告白の重要性を問うインタラクティブ漫画作品、告白したくなる一人称(机に向かい合い勉強する)、告白される二人称(告白シチュエーションを作る)、第三者視点から見た三人称(他人の告白を目撃できる)計4点の作品で構成されている。これらを全て鑑賞し比較することで、告白に関連した過去の自分の思い出などを振り返り、感情 の変化を体験して欲しい。

担当教員によるコメント

「告白」は、漫画、アニメ、ドラマなどのフィクションの形式において、しばしば特異点や、マクガフィンのように慎重に取り扱われる。なぜなら、それはたんなる登場人物の心情の表明でははく、告白を行う相手との関係性や物語自体を劇的に変え、またその変化自体は全く不可逆なものだからだ。この作品では複数の異なる形式の作品で「告白」に対するアプローチが行われている。ある作品ではキャラクターの世代や年齢、告白が行われる場所などをパラメトリックに変更して「告白」を生成する。ここに置かれた様々な形の「告白」の作品群は、不可逆で強烈な一撃を、それでもなお別の可能性があり得たかも知れない多様な可能性の束として見せ、軽やでポップに相対化してみせるところに強い魅力がある。

講師・谷口 暁彦

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