A
小林 千紗英
A. それぞれ
素材:油彩、キャンバス サイズ:H1300×W1620mm
B. とまる
担当教員によるコメント
小林さんは見る人にいろいろと想像させるような情景を描く。場の設定で、登場人物と建物を奇妙な組み合わせで構成し、不思議な場面をつくる。また、ある場面の一部だけをフレーミングし全てを見えなくすることで、どこで何がおこなわれている場面なのかをわからないようにぼかす。描き方は変わっていて、筆の先っぽを指先でつまんでひょろひょろとした線を引く。力の抜けた不安定な筆使いによってかたちをゆがませて描き、現実と少し違った印象の世界を表現する。4年間を通して物語的な具象表現を続けたまっすぐな姿勢は見ていて清々しかった。
講師・日野 之彦
担当教員によるコメント
小林さんは見る人にいろいろと想像させるような情景を描く。場の設定で、登場人物と建物を奇妙な組み合わせで構成し、不思議な場面をつくる。また、ある場面の一部だけをフレーミングし全てを見えなくすることで、どこで何がおこなわれている場面なのかをわからないようにぼかす。描き方は変わっていて、筆の先っぽを指先でつまんでひょろひょろとした線を引く。力の抜けた不安定な筆使いによってかたちをゆがませて描き、現実と少し違った印象の世界を表現する。4年間を通して物語的な具象表現を続けたまっすぐな姿勢は見ていて清々しかった。
講師・日野 之彦