卒業制作優秀作品集2018
環境デザイン学科

大川 翔吾

furniture4.0series

家具
技法・素材:シナベニヤ、ラワンベニヤ
サイズ:H740×W400×D520mm、H580×W520×D610mm、H440×W300×D300mm、H740×W600×D600mm

「はまる」ことによる構造的強度への挑戦。その強度や「はまり」を身体で感じることができる家具、椅子に落とし込んだ。4mmの合板のみからなる椅子の設計、実制作を過程とともに展示する。

担当教員によるコメント

「はまる気持ちよさを作品にしたい」と本人がいいました。最初は何をいっているのかと思いましたが、どうやら蓋がぴったりと“はまる”ような、何かと何かが綿密な関係で出来上がっている状態のことでした。桐の箪笥を開け閉めした際に、他の引き出しが出てきてしまうような、クリアランスが限りなくないような、そんな感覚を何かにあてはめるイメージでした。家具の引き出しのような用途としてのそれではなく、各面を「はめる」構造とすることによって、薄い板材でも十分な強度を獲得しました。4mm厚の合板をレーザーカットして組み立てた椅子やテーブルは、想像以上に軽やかでしっかりとした強度を実現していて、これまでの合板製家具の常識を超えているように思います。

教授・米谷 ひろし

  • prev
  • next
  • WANG Tianshi
  • 大賀 菜美
  • 大川 翔吾
  • 金子 朋加
  • 加納 睦
  • 小松 勁太
  • 酒井 拓己
  • 阪本 康輝
  • ZHOU Yunan
  • 津島 直道
  • 難波 美砂子
  • 橋本 湧也
  • 林 眞邑
  • WAN Tingxi
  • 溝口 ひかる
  • 森川 優乃
  • 矢野 香澄
  • 渡辺 芽衣

学科TOPへ