松田 ジュラ
ヨルノカイダン
技法・素材:メディウム剥がし刷り 寸法:H1000×W800mm
担当教員によるコメント
皮膚感覚のような版画、またはレイヤードされた実態との空間距離を感じさせる作品です。これはプレス機を使わず、メディウムで剥がし取る技法を駆使しています。薄い皮膚のようなメディウム膜に紐のようなタッチで描かれた人物が剥がし取られ、その膜を、一枚一枚重ねて一つにした作品です。透けた皮膜に止められた人物が、少しずつ移動するかのようにも感じられます。それにより平面に時間軸が生まれ、都会に行き交う人の流れ、そこに絡み合う空気感が、作者の繊細な感性と共に感じられる作品となりました。
准教授・佐竹 邦子
担当教員によるコメント
皮膚感覚のような版画、またはレイヤードされた実態との空間距離を感じさせる作品です。これはプレス機を使わず、メディウムで剥がし取る技法を駆使しています。薄い皮膚のようなメディウム膜に紐のようなタッチで描かれた人物が剥がし取られ、その膜を、一枚一枚重ねて一つにした作品です。透けた皮膜に止められた人物が、少しずつ移動するかのようにも感じられます。それにより平面に時間軸が生まれ、都会に行き交う人の流れ、そこに絡み合う空気感が、作者の繊細な感性と共に感じられる作品となりました。
准教授・佐竹 邦子