吉田 佳織
見えない、だけどそこにある
技法・素材:紙粘土 寸法:サイズ可変
担当教員によるコメント
ザルの網目、ラジカセや携帯電話などの家電品、パンチングボードの穴など、あらゆる隙間から粘土をムニュムニュと押し出すというだけの作品だが、それは私たちに、ふだんは目に見えない空間の形や空気の動きがそこにあることを教えてくれる。 音や匂い、喜びや悲しみ、電波や紫外線、きれいな空気や汚染された空気、私たちの心と体を左右する多くのことがらは目に見えない。吉田の作品は、この大事なことを気づかせてくれる。もしもそれらのことがらが吉田の粘土のように色や形を持って目に見えたなら……そんなとんでもない世界を想像してしまう、スケールを感じさせる作品である。
教授・吉澤 美香
担当教員によるコメント
ザルの網目、ラジカセや携帯電話などの家電品、パンチングボードの穴など、あらゆる隙間から粘土をムニュムニュと押し出すというだけの作品だが、それは私たちに、ふだんは目に見えない空間の形や空気の動きがそこにあることを教えてくれる。
音や匂い、喜びや悲しみ、電波や紫外線、きれいな空気や汚染された空気、私たちの心と体を左右する多くのことがらは目に見えない。吉田の作品は、この大事なことを気づかせてくれる。もしもそれらのことがらが吉田の粘土のように色や形を持って目に見えたなら……そんなとんでもない世界を想像してしまう、スケールを感じさせる作品である。
教授・吉澤 美香