卒業制作優秀作品集2022
グラフィックデザイン学科
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- 中村 陶子
踊るようになぞる、指で辿る、その軌跡は夢で見た幻より目映くうつる。
全てをわかっていて、全てをわからないままに、私の求めた、最初で最後の楽園へ。
さがす足取りはいつか、私の感情と精神の中を捥がき揺蕩う陶酔になる。
等身大の世界を為す、これは終わりのない旅路。
やがて誰もが知る果ての楽園の色を私だけが知っていた。
踊るようになぞる、指で辿る、その軌跡は夢で見た幻より目映くうつる。
全てをわかっていて、全てをわからないままに、私の求めた、最初で最後の楽園へ。
さがす足取りはいつか、私の感情と精神の中を捥がき揺蕩う陶酔になる。
等身大の世界を為す、これは終わりのない旅路。
やがて誰もが知る果ての楽園の色を私だけが知っていた。
担当教員によるコメント
かねてから、個性的な色彩感覚と世界観を持っていた中村が、
卒業制作ではCMYKではなくRGB作品として、初めての動画グラフィックに挑戦した意欲作。
最終的に完成した作品はタロットカードのような3枚のモニターによって構成され、中村のイラストレーションやグラフィックデザインの魅力を見事に引き出す作品になったのではないか。
映像と平面の間を行き来するようなグラフィックデザインは、彼女がずっと大事にしてきた発光する世界観と見事に合致し、素晴らしい作品になったと思う。
教授・大貫 卓也