德﨑 理沙
Airy Line 雑草の彫刻
技法・素材:エノコログサ、メヒシバ、ミゾイチゴツナギ、アロンアルファ サイズ:H85×W990×D1170mm/H20×W100×D90mm/H450×W300×D300mm(他20点)
雑草の、生存のために獲得された固有のラインは美しい。 感じた美しさを視覚的に増幅させるため、できるだけ何も考えずに、素材のもつ構造に従いながらバランスのとれたかたちを見つけていく。 足先に広がる、人の手によって整えられた線と形は、それぞれが空気を纏っているような感じがする。
担当教員によるコメント
街を歩けば誰もが出会う道端の草花や雑草。それらは自分たちのあるがままの美しさに気づかず、ただ懸命に上に伸びている。そこには「生きる」というまっすぐな美しい様相を捉えることができるが、徳崎さんはあえてそこに干渉することで、普段気づかない植物が持つ性質や形の美しさ、固有性を意図的に加工して創り出すことに成功した。また、暗い空間の質感に象徴的なライティングを施すことで、デザインされた植物の儚さや不気味さを象徴的に演出し、不思議な景色を創り出している。
教授・永井 一史、非常勤講師・岡室 健
担当教員によるコメント
街を歩けば誰もが出会う道端の草花や雑草。それらは自分たちのあるがままの美しさに気づかず、ただ懸命に上に伸びている。そこには「生きる」というまっすぐな美しい様相を捉えることができるが、徳崎さんはあえてそこに干渉することで、普段気づかない植物が持つ性質や形の美しさ、固有性を意図的に加工して創り出すことに成功した。また、暗い空間の質感に象徴的なライティングを施すことで、デザインされた植物の儚さや不気味さを象徴的に演出し、不思議な景色を創り出している。
教授・永井 一史、非常勤講師・岡室 健