「待つこと」をテーマにして取り組んだサービスデザインの作品である。誕生日までの時間を、親子で楽しみながら「待つ」経験を提供している。子供宛てに届いた絵本には「ちゃんと歯みがきする」など三つのミッションが描かれており、順番に届くカードやシールで楽しみながらクリアするとごほうびカードがもらえる。お店へ行ってカードを渡すと、誕生日のプレゼントをもらうことができる。サービスの企画と仕組み、顧客である親子の経験、タッチポイントとなる絵本やカード、ギフトボックスなどのブランディングやビジュアルを総合的にデザインしており、完成度の高いサービスデザインとして評価できる。

准教授・吉橋 昭夫