A
玖島 優希
よしなし
技法・素材:陶 サイズ:A=H990×W830×D170mm/B=H1100×W850×D100mm
担当教員によるコメント
玖島の作品は中空で、このサイズを陶で作るには、収縮によるヒビを回避するために、かなりの修練が必要だ。彼女は制作の条件を変えて繰り返しトライして、ようやくこのサイズでの作品を実現することができた。「本を読んでいるときに、物語の世界に入り込む感覚。顕微鏡で金属を見たときに、肉眼で見える世界とは別の世界が見えた時の感覚。」が表現の動機で、「自身のサイズ感の変わる感覚を鑑賞者に与えてみたいと思って制作している。」と玖島は語る。陶という素材が微細な粒子からできているという実感を、玖島は制作を通して感じ取った。その感覚を鑑賞者とどのように分け合えるのか、困難な命題だが、柔軟な発想でさらなる展開を期待する。
教授・尹 煕倉
担当教員によるコメント
玖島の作品は中空で、このサイズを陶で作るには、収縮によるヒビを回避するために、かなりの修練が必要だ。彼女は制作の条件を変えて繰り返しトライして、ようやくこのサイズでの作品を実現することができた。「本を読んでいるときに、物語の世界に入り込む感覚。顕微鏡で金属を見たときに、肉眼で見える世界とは別の世界が見えた時の感覚。」が表現の動機で、「自身のサイズ感の変わる感覚を鑑賞者に与えてみたいと思って制作している。」と玖島は語る。陶という素材が微細な粒子からできているという実感を、玖島は制作を通して感じ取った。その感覚を鑑賞者とどのように分け合えるのか、困難な命題だが、柔軟な発想でさらなる展開を期待する。
教授・尹 煕倉