卒業制作優秀作品集2016
造形表現学部(夜間)造形学科

林 祐里

Abbrechen アプブレッヒェン

技法・素材: 水彩、鉛筆、紙、パネル
サイズ:H100×W300cm

担当教員によるコメント

詩と作品を対にしてまとめた作品集を見せてもらったことがある。絵が言葉を、言葉が絵をそれぞれに補っていて、からみあって一つのイメージが浮かび上がってくる。そこには、絵と言葉の絶妙なバランスがあった。卒制も同様に、ある思いを、感情を、理念を、それぞれの形に、言葉にして、内面を造形化しようとする試みとして感じられる。それは過ぎ去る一瞬の像であり、感性であり、未来への切望であるのだろう。そこには、どのような言葉が隠されているのだろうか。キャンバスに油彩で描くことより、紙に鉛筆、水彩でもって描くということを選んだ。

教授・高橋 幸彦

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