黒谷 優実
BLUE MOMENT
技法・素材:グラスオーガンジー、アクリル、ホワイトウッド 寸法:H2730×W1440/1340/1237/1136/1035/940mm
禅の香りを紐解き、茶室にみられる精密な空間性や小宇のような完成された美学、和の原点「重ね」の思想、日暮れ時に一瞬だけ訪れる「BLUE MOMENT」の心安らぐ色彩で空間表現します。
担当教員によるコメント
昼と夜の境界…。黄昏時をとらえたインスタレーション作品。既に商品として存在する香水「ZEN」のコンセプトからインスパイアされたプロモーション空間である。透明ボトルそのままをベースにしたかのようなソリッドな透明アクリルは、シンボリックに存在し、空間の中心性をつくり出している。繊細なファブリックは黄昏の空と、その空気を表現したオリジナル染色加工である。それらをレイヤー状に重ねることで、平面的なファブリックに奥行きを与え、あたかも香りに包まれるような空間となっている。「音色」が見えない色のたとえだとすれば、この作品は「香色」だと感じる…。儚さに美しさがあるといった、日本の美意識を思い起こさせてくれる。
准教授・米谷 ひろし
担当教員によるコメント
昼と夜の境界…。黄昏時をとらえたインスタレーション作品。既に商品として存在する香水「ZEN」のコンセプトからインスパイアされたプロモーション空間である。透明ボトルそのままをベースにしたかのようなソリッドな透明アクリルは、シンボリックに存在し、空間の中心性をつくり出している。繊細なファブリックは黄昏の空と、その空気を表現したオリジナル染色加工である。それらをレイヤー状に重ねることで、平面的なファブリックに奥行きを与え、あたかも香りに包まれるような空間となっている。「音色」が見えない色のたとえだとすれば、この作品は「香色」だと感じる…。儚さに美しさがあるといった、日本の美意識を思い起こさせてくれる。
准教授・米谷 ひろし