戸澤 早紀
It makes my day.
技法・素材:シルクスクリーンプリント、オパール加工 寸法:H3500×W1100mm(3点)
担当教員によるコメント
戸澤早紀さんは自分の部屋の窓から眺める景色が好きなのだという。その自然への眼差しをイメージとして生地にパターンデザイン化してみせた。そしてバーン・アウトという特殊技法を部分的に施し、生地の表面だけでなく向こう側にあるリアルな自然も取り込んだ。それら二つが視覚のうえで交差する時、表面のデザインだけでなく、奥に孕む空間が生地そのものを豊かに感じさせてくれる。これまでも、この技法を用いた例は少なくないが、通常のものと違い、表層のデザインとは全く関係ない矩形を感覚的に抜いたのが功を奏したのかも知れない。外に向かうパースペクティブと内に迫るそれを同時に感じる不思議とでもいうのだろうか。尤も、この技法がなくても彼女のデザインは秀逸であるのだが。
教授・髙橋 正
担当教員によるコメント
戸澤早紀さんは自分の部屋の窓から眺める景色が好きなのだという。その自然への眼差しをイメージとして生地にパターンデザイン化してみせた。そしてバーン・アウトという特殊技法を部分的に施し、生地の表面だけでなく向こう側にあるリアルな自然も取り込んだ。それら二つが視覚のうえで交差する時、表面のデザインだけでなく、奥に孕む空間が生地そのものを豊かに感じさせてくれる。これまでも、この技法を用いた例は少なくないが、通常のものと違い、表層のデザインとは全く関係ない矩形を感覚的に抜いたのが功を奏したのかも知れない。外に向かうパースペクティブと内に迫るそれを同時に感じる不思議とでもいうのだろうか。尤も、この技法がなくても彼女のデザインは秀逸であるのだが。
教授・髙橋 正