松岡 美絵
川横の銭湯
技法・素材:キャンバス、油彩 寸法:H1620×W2273mm
担当教員によるコメント
松岡さんは、表通りの風景よりも、好んで、裏通りの何げない風景を選んで描いてきた。そこには、人は一人として描かれてはいない。「川横の銭湯」では、煙突のみが、銭湯がそこにあることを物語っている。川の流れに映る建物と、空の雲の表情が、さびれて見える裏通りの風景に、一つのアクセントとなって、画面に動きを与えている。日常に流れるさりげない時間の移ろいが感じられて、おもしろい。それは、彼女の内面で息づく思いが形となったものであろう。
教授・高橋 幸彦
担当教員によるコメント
松岡さんは、表通りの風景よりも、好んで、裏通りの何げない風景を選んで描いてきた。そこには、人は一人として描かれてはいない。「川横の銭湯」では、煙突のみが、銭湯がそこにあることを物語っている。川の流れに映る建物と、空の雲の表情が、さびれて見える裏通りの風景に、一つのアクセントとなって、画面に動きを与えている。日常に流れるさりげない時間の移ろいが感じられて、おもしろい。それは、彼女の内面で息づく思いが形となったものであろう。
教授・高橋 幸彦