造形表現学部(夜間)の学生募集停止のお知らせ

 多摩美術大学は、2014年度から造形表現学部の学生募集を停止することといたしました。

 本学は開学以来、社会に貢献する優れた芸術家、デザイナー並びに教育者研究者等を育成することを目的として、教育研究の充実と高度化をはかってまいりました。
 1989年、わが国では初めて夜間に美術教育を行う美術学部二部を開設し、1999年には夜間における美術教育の在り方を積極的に見直し、美術学部二部を発展的に継承した造形表現学部に改組転換しました。以来、造形表現学部は、社会人教育や生涯教育の機会提供の場として、多くの社会人を受け入れ、また優れた卒業生を輩出し、社会の要請に応えてきました。

 しかし、近年の勤労学生の減少や少子化、さらに教育機会の多様化等によって、造形表現学部の入学者は、ここ数年間減少傾向が続いておりました。本学は、このような状況の下に、2013年3月の理事会において、造形表現学部の学生募集停止を決定するにいたりました。

 今後、造形表現学部は2013年度に入学した新入生が卒業するまで存続させ、責任をもって教育指導を続けてまいります。また、修学支援だけでなく、就職・進学支援等も万全を期して取り組んでまいります。在学生、保護者、卒業生の皆様におかれましては、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、これまでいただきましたご厚情に深く感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

2013年4月26日
多摩美術大学