Day-see プログラム

「Day-see プログラム」とは

開発途上国の様々な地域を対象にして国際交流を行い、地域の貧困問題や持続可能な社会の在り方などを考察し、グローバルな視野を養う実践的なデザイン教育プログラムです。2013年度より大学院美術研究科博士前期課程(修士課程)において、専攻や学年を問わず横断的に実施し、その成果を個人の研究活動に反映させることを目的としています。

プログラムの人的構成は、工芸専攻とデザイン専攻のグラフィックデザイン・プロダクトデザイン・テキスタイルデザイン・環境デザインの各研究領域の学生と各専攻に関わる担当教員でなされています。
参加学生は、先進国と開発途上国の両視点から、経済的貧困支援・持続可能な社会の在り方・先進国におけるものづくりの課題などの諸問題を考察し、また対象国の地域社会における生活・文化・経済などの調査研究を行い、ワークショップなどの実践的活動へと展開します。

プログラム名の「Day-see」(デイジー)は、“day=日々”、“see=見る”という造語で、この取組を通じて現在また未来の私たちの社会を“デザイン”という視点から“見つめていく・見つめ直す”という意味と、デイジーという語感からくる親しみ易さに社会の諸問題を身近に考えるという願いを込めています。