TAMABI NEWS 85号(難局への挑戦が新たな解を創り出す)|多摩美術大学
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04 デザイン棟1階南側廊下と北側廊下、デザイン棟2階南側廊下は数十メートルの長さがあり、廊下の端にある扉を常時開放していても空気が滞留してしまう問題がありました。そこで、各廊下の上部に天吊りで3台のサーキュレーターを設置。リレー形式で吸気を行 4月10日から電子書籍の貸出サービス『LibrariE』を開始。さらに5月からは、宅配貸出サービス『自宅に本を』を実施。貸出する際の送料は無料で運用しています。また、3,200人超のフォロワーを持つTwitterでは「質問箱」を設け、学生からの疑問や要望などに対応しています。Twitter上の「質問箱」で学生と対話する様子電子書籍の貸出サービス『LibrariE』 「最初は、『誰でも手作りできる消毒スタンド』をコンセプトに、入手しやすい材料で製作しましたが、耐久性や安定感を考えて素材を変更。多摩美のイメージを意識しながらデザインしました」(CMTEL職員 チャクスウェジ志保さん)。 ステンレスパイプやアルミ板などの素材を使う仕様に変更し、アルコールボトルを載せるプラスチックのボックスとキャップは3Dプリンターで製作。人件費を除けば、1台当たり2,800円の低コストを実現しました。現在、キャンパス内の各所に配置されています。 9月に開催された進学相談会でも実地試験を行いました。また、包括連携協定を結んでいる昭和大学からも「使いたい」という声をいただいているほか、近隣施設などへの寄付も考えています。量産化に向けて、より適切な素材の検討も行っています。 八王子キャンパス内にある、学生におなじみの画材店『びけん』では、5月上旬から期間限定で画材の宅配サービスを実施。画材を入手しづらくなった学生向けに始まったサービスです。注文方法は、電話・FAX・メールの3種類から選択。基本、『びけん』の店員が車で配送するため、配達エリアは大学の近郊となりますが、住まいが遠方の学生には宅配便での配送にも対応。また、『びけん』のTwitter上に「質問箱」を設け、学生からの相談にも対応してくれています。プロダクトデザイン専攻 外気を廊下、教室へと取り込む吸気システムを構築い、開放した扉や天井付近の窓から新鮮な空気を各教室内に取り込むことを実現しています。また、排気に関しては機械式換気装置や外窓を利用することで、エアロゾルによる感染を防止する取り組みを実施しています。図書館の電子書籍貸出&宅配貸出&質問箱サービス学生たちの不安に対し何ができるか素材研究室CMTELがフットペダル式アルコール消毒マシンを開発学内の画材店「びけん」の宅配&質問箱サービス面接指導再開に向けた環境整備1

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