TAMABI NEWS 84号(技術が開放する個性)|多摩美術大学
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14「日産アートアワード2020」展に 卒業生2名が選出「日産アートアワード2020」展に参加するファイナリストに、04年情報デザイン卒業・三原聡一郎さん、10年同卒業・和田永さんが選出されました。本アワードは、現代美術における優れた日本のアーティストを支援し、次世代へと続く日本の文化発展の助力となるべく発足。ファイナリストは20年7月に開催される展示会に向けて新作を制作し、国際審査委員会による最終選考でグランプリが決定されます。卒業生が秋の紫綬褒章を受章85年グラフィックデザイン卒業・松井るみさんが、令和元年秋の紫綬褒章を受章しました。松井さんは、劇団四季を経てロンドンへ留学、舞台美術デザイナーとして活動を開始し、04年『Pacific Overtures』でブロードウェイデビュー、同作品で第59回トニー賞舞台美術賞にノミネートされました。また、07年にはOISTATより“世界で最も名誉ある舞台美術デザイ井原宏蕗『made in ground』三原聡一郎『moids ■』2018年(斉田一樹とのコラボレーション)東京ミッドタウン主催のコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2019」で、アートコンペ部門のグランプリに、11年彫刻卒業・井原宏蕗さんの作品『made in ground』が選ばれました。また、同じくアートコンペ部門の優秀賞に04年彫刻卒業・盛圭太さん、デザインコンペ部門の優秀賞に19年グラフィックデザイン卒業・吉田隆大さん、ファイナリストに19年プロダクトデザイン卒業・越出つばささん、19年統合デザイン卒業・渡辺光さんの作品が選ばれています。「TOKYO MIDTOWN AWARD」は、次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘・応援、コラボレーションを目的として毎年行われており、今回は計1278 点の応募の中から選出。受賞作品は10月18日〜11月10日、東京ミッドタウンで一般公開されました。D-BROS、津南醸造、アートフロントギャラリー・大地の芸術祭実行委員会「酔独楽」のジェネラルグラフィック、パッケージデザイン、環境空間、マーク&ロゴタイプ(植原亮輔 アートディレクター、クリエイティブディレクター)ADC会員賞、ADC賞を卒業生が受賞東京アートディレクターズクラブが2019年度の「ADC賞」を発表。97年染織デザイン卒業・植原亮輔さんがアートディレクター、クリエイティブディレクターを務めた、D-BROS、津南醸造、アートフロントギャラリー・大地の芸術祭実行委員会「酔独楽」のジェネラルグラフィック、パッケージデザイン、環境空間、マーク&ロゴタイプがADC会員賞を、04年情報デザイン卒業・木村匡孝さんがエンジニアを務めた、資生堂「Wording from Shinzo Fuku hara」の環境空間がADC賞を受賞しました。「オタワ国際アニメーションフェスティバル」に 卒業生がノミネート国際アニメーション映画協会公認の国際映画祭であり、アヌシー、ザグレブ、広島と並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルとして知られている「オタワ国際アニメーションフェスティバル」で、19年メディア芸ナー12人”に選出されています。玉川髙島屋本館1階メインエントランスでの展示の様子玉川髙島屋開店50周年を記念して行われた「TAMAGAWA アートウィークス」の一環として、10月1日〜9日、プロダクトデザイン専攻の学生・卒業生による未来志向の作品展示が開催されました。同専攻の和田達也教授の監修のもと、学生が中心となり企画を立案。展示スペースのデザインから会場のレイアウト設計、展示する作品の選定および設営、当日の運営まで担当しました。学生や卒業生が在学時に考えた「ミライ」の移動体や医療機器、楽器などの作品展示のほか、実の形をしたカラフルなシールカードに来場者が思い描く「ミライ」を書いてもらい、大きな木がデザインされたシートに貼っていく参加型の展示「ハピネスツリー」などが、館内をあざやかに彩りました。また、会期中の週末には玉川髙島屋で掲示された使用後のポスターや古雑誌をコラージュしたオリジナル缶バッジ作りやアクリルロボットを作るワークショップも行われ、100人を超える参加者がありました。「アワガミ国際ミニプリント展2019」で 修了生が大賞を受賞和紙を使った版画作品の公募展「アワガミ国際ミニプリント展2019」で、99年大学院版画修了・鈴木良治さんの作品『Nest』が大賞に選ばれました。本展は、徳島県の阿波和紙伝統産業会館が2年に1度開催しているもので、4回目の開催となった今回は、国内をはじめアメリカ、イギリス、オーストラリアなど世界61カ国から1193名、約1628点の作品が寄せられました。「ネクタイデザインコンペ」で学生2名が入選カ ショウテキスタイルデザイン2年・権藤詩乃さん、同1年・何昭さんが、八王子織物工業組合主催の第5回「マルベリーシティ ネクタイデザインコンペ」で、182点の応募作品の中から入選しました。入選作品はジャカード織りのネクタイとして製品化され、八王子市八幡町の組合直営店「べネック」で販売されています。鈴木良治『Nest』鈴木良治『Nest』術卒業・油原和記さんの卒業制作『MOWB』と、16年大学院グラフィックデザイン修了・冠木佐和子さんの作品『たこやきストーリー』がノミネートされました。 受賞「TOKYO MIDTOWN AWARD」でグランプリ受賞 玉川髙島屋50周年を記念し 「ミライ」と「ハピネス」展 開催

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