TAMABI NEWS 83号(若手作家にチャンスな時代特集)| 多摩美術大学
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20を超える作家グループによる、制作スタジオを会場にしたイベントワークスタディ奨学金 ・・・・・・24万円学業成績優秀者奨学金・・・・20万円交換留学生奨学金 ・・・・・・・・・20万円展示スペースの運営やキャリア支援イベントの開催、校友会による資金援助などを通じて、学生・卒業生の作家活動をサポートしています。ここでは、その一例をご紹介します。タマビ助手展 2019 [poly-]の様子。アートテークのスペース全体を利用して作品を展示。ジャンルの枠を超えて、バラエティーに富んだ作品が集まるユニークな展覧会となった。「SUPER OPEN STUDIO 2019 実行委員会」メンバー。左から、井出賢嗣さん(06年大学院油画修了)、相模原市が運営する『アートラボはしもと』職員の中尾拓哉さん(15年大学院博士後期修了)、水上愛美さん(17年油画卒業)。11創立80周年記念奨学金 ・・・・・・・30万円多摩美術大学校友会奨学金 ・・20万円特別優秀顕彰奨学金 ・・・・・・・・・・・10万円大学院学修奨励制度研究発表活動奨励金 ・・10万円博士後期課程研究活動奨励奨学金 ・・・・・・・・・40万円 相模原市、町田市、八王子市には、多摩美をはじめとする美大卒業生らの制作スタジオが複数点在している。そうしたスタジオを一般に公開し、直接見て回ることができるアート・プロジェクト『SUPER OPEN STUDIO』。2013年から続くこのプロジェクトは、20を超えるスタジオと100名を超える作家が参加し、今ではバスツアーの予約が困難になるほど人気を集めている。このイベントに毎年「グループ活動助成金」が活用されている。「どうやったら制作のモチベーションを保てるか、自分の表現の場所を見つけられるかを考えた時に、原点がスタジオだったので、じゃあスタジオに人がやって来て、作品を見て『面白い』と言ってもらえるようなことをすれば良いのではないか。この地で何か思い切ったことをやればいいのではないか、そう考えたんです」と語るのは、第一回から発起人として参加している井出賢嗣さん。今年は10月12日(土)〜11月4日(月)に開催。詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。www.superopenstudio.net申請には条件があります。すす詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。www.tamabi.ac.jp/admission/scholarship/original.htm校友会による支援返還不要の多摩美独自の奨学金授業料減免制度も含めると年間総額1億5,000万円以上、延べ1,000名の修学をサポート(2019年度参考)20を超える学内ギャラリー卒業生のグループ活動を支援する「グループ活動助成金」 多摩美術大学校友会では、卒業後も意欲的に芸術活動に取り組んでいる卒業生グループを支援するため、「グループ活動助成金」プログラムを実施しています。対象となるのは、卒業生が5名以上所属するグループ(代表は校友会正会員に限る)で、広く社会に向けて「芸術文化の発展に寄与する」活動・企画に対してとなります。助成金額はグループに所属する正会員の人数で算出され、1グループ当たりの上限は15万円。申請方法など詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。 www.tamabi-alt.com/infomation/subsidy校友会の「グループ活動助成金」を受けて活動する「「SUPEROPENSTUDIO2019実行委員会SUPER OPEN STUDIO 2019 実行委員会」」学内ギャラリーを活用し、助手たちによる展覧会を開催 2019年7月、『タマビ助手展 2019 [poly-]』が、八王子キャンパス内にあるギャラリー、アートテークにて開催されました。会期中は一般来場者のほか多くの学生が訪れ、若手作家として活躍する助手と学生との貴重な交流の場となっていました(詳細はP15に掲載)。 学内には八王子キャンパス、上野毛キャンパス合わせて20のギャラリーを有しており、この『助手展』のような企画展示はもちろん、各学科主催の作品展示も年間を通じて行われています。こうした設備は、まさにセルフプロデュース力を実践的に鍛える場として機能しています。卒業生から学生への奨学金基金にもなる「チャリティ展」 多摩美卒業生から出品を募り、毎年12月に開催する小作品のチャリティ展覧会。販売した作品は、その販売額の半分を画料として出品者に、半分を「奨学金基金」と「芸術・文化による災害復興支援への寄付」に充てます。詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。www.tamabi-alt.com/archives/5283卒業生の個展開催を応援「個展バックアップ賞」(チャリティ展内) チャリティ展への出品者を対象に、個展開催の応援を目的として設けられた賞です。チャリティ展来場者の投票をもとに受賞者を決定し、受賞者にはDMの印刷・郵送費として賞金5万円を授与します。での作家支援

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