國田 剛紀
飛翔
技法・素材:榧、寄木 サイズ:H315×W120×D80cm
「その姿は概念を翔び越え、幾つもの伝説を残す。」幾つもの海洋生物がその美しくも不思議な姿を、魅了された人により種族の違う女性の姿として言い伝えられてきた。私も魅了された一人として彫刻を通して伝えていく。
担当教員によるコメント
作者は3年生の自由課題の時より、海洋生物と身体のイメージが溶け合いながら連なる彫刻作品を制作してきた。本作品は卒業制作として、深海に棲むまだその生態については詳しく解明されていない“リュウグウノツカイ”をモチーフに選び、これまで試みてきたシリーズの集大成として3mを超える大作に仕上げている。 表現の主要な部分は一本の榧の木から彫り出し、背ビレ、腹ビレの部分を同一材から切り分けた部材から彫り出し、それを本体と組み合わせることにより深海をゆるやかに泳ぐモチーフのイメージを良く表現している。 また作者のカヤの木の木肌へのこだわりと、流れ動く曲面のフォルムを表現していく技法へのこだわりと習熟によって完成度の高い彫刻作品として立ち上がっている。
教授・川越 悟
担当教員によるコメント
作者は3年生の自由課題の時より、海洋生物と身体のイメージが溶け合いながら連なる彫刻作品を制作してきた。本作品は卒業制作として、深海に棲むまだその生態については詳しく解明されていない“リュウグウノツカイ”をモチーフに選び、これまで試みてきたシリーズの集大成として3mを超える大作に仕上げている。
表現の主要な部分は一本の榧の木から彫り出し、背ビレ、腹ビレの部分を同一材から切り分けた部材から彫り出し、それを本体と組み合わせることにより深海をゆるやかに泳ぐモチーフのイメージを良く表現している。
また作者のカヤの木の木肌へのこだわりと、流れ動く曲面のフォルムを表現していく技法へのこだわりと習熟によって完成度の高い彫刻作品として立ち上がっている。
教授・川越 悟