田口 芽生
言々句々
技法・素材:ガラス サイズ:(左から)H360×W130×D130mm、H140×W180×D180mm、H190×W190×D190mm、H180×W140×D140mm、H110×W160×D160mm、H230×W110×D110mm
その人の内面を見ることはその人にしかできない。思考、感情、その人を作るものはその人にしかわからないのなら他者から見えるその人とはどの人なのか。 言葉はその人自身がほんの一部分だけ露出したもの。そこから覗くさらにほんの一部分のその人自身、をガラスで作ってみたかった。
担当教員によるコメント
田口の卒業作品の魅力は、細かくカットしたガラスのケーンを微妙な温度で溶着し、繋ぎ合わさった造形の構造にある。 前期在宅中に内側と外側の関係性に着目して、内部の見え方を検討するために透明素材によって包むことの試作を行ってきた。 卒業制作は、言葉の真意について他者との関係性を思考する中で、言葉によって見え隠れするイメージを造形化した。 ガラスを溶着する焼成温度のスケジュールを探る作業を丹念に行ったことで、内側と外側の物の見え方が、本人の意図した表現に至ったと思われる。これまで課題で取り組んできた素材への探究とキルン技法の試行の蓄積、思考の過程がこの作品に昇華されたのであろう。 今後、制作活動の展開に期待する。
教授・池本 一三
担当教員によるコメント
田口の卒業作品の魅力は、細かくカットしたガラスのケーンを微妙な温度で溶着し、繋ぎ合わさった造形の構造にある。
前期在宅中に内側と外側の関係性に着目して、内部の見え方を検討するために透明素材によって包むことの試作を行ってきた。
卒業制作は、言葉の真意について他者との関係性を思考する中で、言葉によって見え隠れするイメージを造形化した。
ガラスを溶着する焼成温度のスケジュールを探る作業を丹念に行ったことで、内側と外側の物の見え方が、本人の意図した表現に至ったと思われる。これまで課題で取り組んできた素材への探究とキルン技法の試行の蓄積、思考の過程がこの作品に昇華されたのであろう。
今後、制作活動の展開に期待する。
教授・池本 一三