A
松村 玲花
A. 9月6日
素材・技法:木 サイズ:H132.5×W54×D46cm
B. 手
素材・技法:キャンバス、アクリル絵具 サイズ:H277×W480cm
担当教員によるコメント
手に刻まれた無数のラインを「宇宙のようだと感じるようになった」松村さんは、それらを圧倒的な巨大なスケールの宇宙的絵画へと変貌させた。錯綜するラインは地の綿布や上層の白い流動的な星雲のような色彩の効果と相まって、生成する宇宙や、人体の神秘的な構造を彷彿とさせる絵画的要素となっている。手の線を絵画的生成の重要な要素として機能させる松村さんの発想はユニークであり、また大胆でもある。一方の立体作品は、宗教性を帯びる神道的なモチーフを詩的に変形させつつ、鎮魂や精神性を極めて率直に提示してくるユニークな作品となっている。上述の手にも通ずる神秘的精神性は、松村さんの基本的な制作姿勢である。
教授・中村 一美
担当教員によるコメント
手に刻まれた無数のラインを「宇宙のようだと感じるようになった」松村さんは、それらを圧倒的な巨大なスケールの宇宙的絵画へと変貌させた。錯綜するラインは地の綿布や上層の白い流動的な星雲のような色彩の効果と相まって、生成する宇宙や、人体の神秘的な構造を彷彿とさせる絵画的要素となっている。手の線を絵画的生成の重要な要素として機能させる松村さんの発想はユニークであり、また大胆でもある。一方の立体作品は、宗教性を帯びる神道的なモチーフを詩的に変形させつつ、鎮魂や精神性を極めて率直に提示してくるユニークな作品となっている。上述の手にも通ずる神秘的精神性は、松村さんの基本的な制作姿勢である。
教授・中村 一美