生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻

教育環境

コーチング(Coaching)によるきめ細かな指導で、一人ひとりの成長を支える

コーチング形式の指導を中心に、指導する側が、学生と一緒に歩み、考える姿勢を大事にしています。学生一人ひとりの個性、関心、習熟レベルに合わせて、適切なタイミングで、技術面、知識面でのサポートをしていくことで、短期間での成長が期待できます。コーチングの教育姿勢が、各スタジオ制のベースとしてあります。

恵まれた設備環境で、モノを作りながら考えを深めていく

プロダクトデザインでは、アイデア抽出力、リサーチ力、シナリオ構築力などすべてが重要ですが、思考のプロセスを丁寧に追っていくため、「手で考える」ことを大事にしています。数多くの試作品(モックアップ)をつくりながら考えていくため、それを支える設備、制作環境を揃えています。

  • 金属、木材、プラスチック加工に対応した工作センター
  • レーザー加工機、NC加工機、3Dプリンター、3Dスキャナーなどのデジタルワークショップ
  • ファブリック、皮革、セラミックなどの素材表現もサポートできる制作環境

産官学共同研究を通じて、社会とプロダクトデザインとのつながりを意識する

社会とのつながりを意識した教育プログラムとして、20年以上にわたって産官学共同研究に積極的に取り組んできています。これまでにホンダ、パナソニック、ナイキ、カンペール、ネスレなど、国内外有数の企業と共同研究の実績があり、高い評価を受けています。学生のあいだに社会の動きを肌で感じ、最先端の技術、そこで働く人々との交流を通じて、個々の学生たちの実践力、人間力が培われていきます。

独自の英語プログラムでコミュニケーション力の向上をめざす

産業や経済のグローバル化が急速に進む今日、日本だけではなく海外も視野に入れて活躍するためには、語学力が不可欠です。英語によるコミュニケーション力を向上させるため、カリキュラムの中に、海外協定校との協力プロジェクト、ワークショップ等、積極的に英語学習の機会を導入しています。

広く社会に向けて成果を発表する機会を設け、自立したデザイナーをめざす

企業のプロフェッショナルデザイナーの方を招き、学生が自らの提案について発表する「公開講評会」、代官山ツタヤギャラリーでプロダクト学生の作品の発表や来場者に向けてのワークショップが行われる「Product Design Exhibition」など、様々なイベントにて、学生たちの作品、研究の成果を積極的に発信しています。また、こうしたイベント参加を数多く経験することで、学生たちにチーム力が培われ、社会に通用する人間力が形成に、高い効果を上げています。

多様な人々との交流を可能にする開放的な研究室

学生、専任教員、非常勤講師、卒業生、企業の人など、多様な人々との交流を大切にするために、プロダクトデザイン研究室は、間仕切りのない広々とした空間で、誰もが入りやすい開放的な雰囲気がつくられています。課題制作や進路の相談に来る学生にも、個別に対応しています。