新型コロナウイルス感染症の発生から3年が経過し、私たちの生活は大きく変化しました。
当初は授業を行うにも困難な状況が続きましたが、学生たちは様々な変化を受け止め、一人ひとりが責任感を持って行動することで、感染拡大を防ぎながら、自身の制作に打ち込める環境を守ってきました。私たち教職員もまた、実技指導を主とする美術大学の特性から対面授業を重視し、その実現のためのサポートに最大限取り組んできました。

コロナ禍の困難を乗り越え、現在は少しずつ以前と変わらない生活や社会活動に戻りつつあると感じています。しかし、いまだ完全な収束には至っていないことから、本学では受験生の皆さんが安全な環境下で入学試験を受けられるよう、万全の準備を進めています。どうか皆さんも引き続き健康に気をつけて受験に臨んでください。

学びの場は、あなたのために、用意してあります。
来春、皆さんとキャンパスでお会いできることを楽しみにしています。

2022年11月14日
　多摩美術大学　教務部長　和田達也